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サンタテア ラインナップ
ブランド紹介
サンタテアブランドはGonnelli1585社(ゴネーリ1585)によって製造されています。Gonnelli1585社はイタリアのトスカーナ州フィレンツェから車で約1時間ほど離れたReggello(レッジェーロ)にあります。
この地でのオリーブオイルの歴史はとても古く、1426年に修道士たちによってサンタテア教会搾油所が建造されました。のち1585年2月13日、ゴネーリ家の兄弟がオリーブ畑の敷地所有権を購入し、オリーブオイルの製造を開始しました。当時交わされた登記書類は現在でもフィレンツェの公証人役場に残されています。
1426年に建造されたサンタテア教会搾油所の一部は
現在も残っています。
1585年当時に交わされた敷地所有権譲渡の登記書類
オリーブ農園について
サンタテアのオリーブオイルは自社またはイタリア国内の契約農園で採れたオリーブのみが使用されています。
自社農園のあるレッジェーロ高原は、海抜400メートル、日当たり良好で、水はけの良いオリーブの栽培に最適な地で、約48,000本のオリーブを栽培しています。
収穫は、実の成長を見きわめ、適切なものを選別し収穫します。
大型機械が入れないため、熊手のような道具を使い手作業でオリーブの実を木から落とします。
サンタテアのこだわり・積極的に新しい技術を取り入れて
サンタテアは、その長い歴史の中で伝統を受け継ぎながらも当時最先端だった技術・機械を積極的に導入しました。
収穫したオリーブの実を粉砕しペースト状にして練ったあと、遠心分離機を使いオイルと水分に分けます。
サンタテアではこの遠心分離機をオリーブオイル業界ではいち早く取り入れました。
(当時はペースト状にしたものに圧力をかけてオイルを絞り出す「圧搾法」が一般的でした。)
当時の遠心分離機の試験時の様子。
オリーブオイル業界では最も早く遠心分離機を導入した
ブランドの一つと言われています。
遠心分離機にかけられ、出てきたオイル。
現在では、オリーブオイルはオリーブの品種や収穫の時期によって風味が異なることはよく知られており、「風味チャート」で味の特徴を表すことができます。
しかしながら当時は、全て「オリーブオイル」として販売し、味の違いは区別していませんでした。そこでオリーブの実が持つ特徴が、オイルに与える影響を熟知していたサンタテアは「フルットーソ」「デリカート」のようにラインナップをつくり、販売を始めたのです。
特殊なキャップにより、瓶にオイルを注ぎ足すことはできません。そのため、模倣品の流通を抑制できるようになりました。また、オイルの出しすぎも防止します。
オリーブオイルは、空気に触れると酸化し風味が変わってしまいます。そのため保管の際は、タンク内の空洞を窒素で埋め、オリーブオイルが酸素にふれないようにすることで新鮮さをキープしています。
完成したオリーブオイルは、製造日だけでなく収穫した木も特定することができます。
タンクで保管するときと同様に、瓶詰め時も空洞を窒素で埋めます。風味の変化を最小限に抑えられるため、開封まで搾りたての美味しさをお客様へお届けできます。
オリーブオイルの苦みとピリッとした辛みはポリフェノール
オリーブにはポリフェノールが豊富に含まれており、オリーブオイルに苦みや辛みがあるのはそのためです。
早摘みのオリーブほどポリフェノールの含有量は多く、ピリッとした辛みと苦みのあるオイルに仕上がります。
一般的に早摘みのオリーブオイルは実が熟しきっていないため、オイルもフレッシュな味わいになります。ポリフェノールによる辛み、苦みを感じ、果実は緑色をしています。
一方で遅摘みオリーブを使用したオイルはコクがあり、まろやかで優しい味わいです。
早摘みオリーブと比べると若干の甘みも感じ、果実は黒色に変化します。