チェスタートン事業部では、米国Sponge-Jet社と代理店契約を締結し、スポンジジェットの取り扱いを行っております。
塗装作業において下地処理(ケレン作業)は最も大切な作業と言われております。その目的は金属表面から錆、油、ゴミ、塩化物等を取り除くと同時に、金属表面にプロファイル(微細な凹凸)を施すことにあります。
ブラスト工法としてはケイ砂、スラグ、グリッドを使用することが一般的ですが、幾つかの問題を抱えております。
・大量の粉塵の発生 ⇒ 環境問題
・残滓の処理問題 ⇒ 産業廃棄物問題
・塵肺問題の存在 ⇒ 作業員の健康問題
・閉鎖空間(タンク内作業)での作業 ⇒ 劣悪な作業環境、非効率な作業
・戻り錆発生の問題(塩化物を取り去ることができない) ⇒ 戻り錆、再ブラスト
スポンジジェット工法は、従来のケイ砂や金属片の代わりに特殊ウレタンスポンジに研掃材である酸化アルミニウム(アルミナ)の粒子を内包させたメディアを金属表面に投射する工法です。
スポンジを投射することから、専用のフィーダーが必要となります。
使用したメディアはリサイクラーを通すことで、リサイクルが可能となり、廃棄物の総量を抑制できます。
金属表面にスポンジを投射した際、スポンジは潰れ、酸化アルミニウム(アルミナ)が研掃を行います。投射により衝突したスポンジは瞬間的に元の形状に戻る際、周辺の空気と一緒に粉塵を吸込むことで、粉塵の発生を抑えます。タンク等の閉鎖空間においては研掃面を目視することができ、2度打ち等もなく、高品質な表面処理を効率的に行なうことができます。
橋梁・タンク・タワー等の鋼構造物は腐食から守る為に、様々なタイプの塗装やライニングが施されております。 しかしこれら塗装やライニングの性能を決める最大の要因はその下地処理(素地調整)にあります。 一般的な下地処理としては、サンドブラストに代表される1種ケレン、電動工具による2種ケレン、人手による3種ケレンに大別されます。
塗装を施す面の錆、汚れを完全に取り去ることと塗料の接着能力を高める為には、施行面に微細な凹凸を施すことが重要な鍵となります。 これまで最も適した工法としてサンドブラスト工法が最も一般的な工法でしたが、大量の粉塵の発生や劣悪な作業環境による作業員への健康被害(塵肺)が報告されるようになり、現在、従来のサンドブラスト工法に代わる工法が模索されております。
明治屋では2008年に米国スポンジジェット社との販売代理店契約を締結し、同社のスポンジジェット機器等の販売を開始いたしました。
スポンジジェット工法とは従来の研掃材(砂/スラグ/ガーネット等々)に代わり、研掃材(酸化アルミニウム)を内包した発泡ウレタンを専用のフィーダーを使い金属面に投射、下地処理行なうもので、最大の特徴は従来のサンドブラスト工法での大きな問題であった粉塵の発生を大幅に抑えた工法である点です。ほかにも、研掃材(メディア)は専用のリサイクラーを通すことで複数回の再使用が出来るため産業廃棄物の発生を大幅に抑えたり、 金属表面の塩化物等の不純物を除去出来ることから戻り錆を防ぎ、工程に余裕を持たせることが可能です。
さらには様々な研掃材(メディア)から選定することで単に錆や汚れを除去するだけで無く、ご希望の表面粗度を施すことが出来ます。
スポンジジェット
供給ユニット
スポンジジェット
リサイクラー
スポンジメディア
セイバーノズル
プラストホース
デッドマンハンドル
Sponge-Jetの最大の魅力は、特許取得済みのSponge Mediaです。
従来の研掃材の能力とスポンジを組み合わせることで、新たなブラスト工法を提供します。
Sponge-Jetプロセス
Sponge Media研掃材は柔軟性があり、その粒子は衝撃を受けると平らになるので(図1)、研掃材が露出されます。表面を離れると、研掃材は膨張して真空を生成し、通常空中の汚染物となる物質のほぼすべてを捕捉します(図2)。この現象が、Sponge MediaのMicroContainment™(吸着能力)と呼ばれるものです。
Sponge-jetは、洗浄、低粉塵、再使用可能な乾式の研掃材と機器の技術で世界をリードしています!
新しいブラスト工法をご提案いたします。
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